隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜
朝からも甘い圭くんにクラクラしてしまう。
「だ、大丈夫だよ。」
「それなら良かった。もう昼前なのに、死んだように眠る晶帆が少し心配になった。」
「え?!もうそんな時間っ、、?!?!」
そう言われてベッドの脇に置いてあったデジタル時計を見ると彼の言う通り、もうお昼だ。
「ごめんねっ!?圭君予定とか無かった?!」
「そんなに焦らなくてもいいよ。予定なんて無かったから。それより、、。」
突然、圭君の視線が上半身に移った。
「そんな格好でさ、、もしかして誘ってる、、?」
そう言われ、自分の上半身に視線を落とすと何も身につけていないことにようやく気づき慌ててベッドのシーツをたくし上げた。