隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜
「そうだな〜、年上と年下だったら西村ちゃんには年上がいいと思うな。真面目な西村ちゃんには少し軽いくらいの、、あ!この人とかいいんじゃない?私が連絡しておくから一度会って見て。はい、連絡先ショートメールしておいたよ。少し軽いやつだけど根はいい奴だから。」
グイグイの先輩にそのまま押し切られて、追い出されるように病室を出た。
トボトボと病院を出て状況がよく分からないまま家路についた。
部屋に着いて携帯をチェックすると、先輩から本当に誰かの連絡先が送られていてあれは冗談ではなかったようだ。
今日はもう何も考えたくない。
携帯の電源を切って、ベットに横になった。
目を閉じると直ぐに睡魔が襲って来て、そのまま夢の世界へと静かに落ちていった。