隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜
真実の苛立ち


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「あ、圭っ、、!こっちよ!!」


待ち合わせのホテルのテラスに腰掛けて手を上げる人物の姿が目に入ってそちらに近く。

少し荒めに向かいに座った。






「こっわ〜〜い!折角のイケメンが台無しよ?久しぶりに会えて嬉しいわぁ。、、それにホテルに誘ってくるなんて、、、エッチね?」

「、、、聞こえたんだろ。俺らの会話。勘のいいお前なら相手が誰かも分かってる筈だ。」

「え〜どうだろ〜〜?私、分かんなーい。」






身体をくねらせふざけた態度を取るこいつに殺意が芽生える。






「お前のせいで散々だっ、、!」

「ふーん?愛しの〝晶帆〟にでも振られたぁ?いいじゃない。そんな女の事なんて忘れてさぁ、、気持ちいい事する?、、、私が慰めてあげるわよ?」




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