隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜


暫くアパートの前で待ってみたが、晶帆の気配はなく明日の出張の準備等がある為やむなく自分のマンションに帰った。

数時間前までここに晶帆がいた事が夢だったのではないかと思えるほど静まり返った静かで冷たい部屋。




寝室に入ると微かに晶帆の香りがして、彼女の恥ずかしそうに笑う顔が浮かぶ。

それだけでこんなにも胸が締め付けられる。






2週間の出張が終わったら、1番に彼女に会いに行こうと心に決めた。

そしてこの想いを告げる。




どれだけ晶帆を大切で大事で愛しているか。















嘘偽りないこの想いを、、彼女に。










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