隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜


「圭から何となく聞いてる。、、嫌がらせにあったんだろ?」


「精神的にもボロボロで少し鬱みたいになっていました。生きていくのも辛いと感じるようになってしまって、、もうどうでもいいやって投げやりな気持ちになった時でした。、、圭くんが声をかけてくれたのは。あの時、声を掛けられていなかったら私はこの世に居なかったかもしれません。それから沢山守ってもらって、人を好きになるって感情を教えてもらって、、あと、、私、ふ、不感症っ、、、だったみたいなんですけどそれも圭くんのお陰で治りましたし。圭くんと過ごした3年間はとっても幸せでした。だから圭くんには絶対に幸せになって欲しいんですっ、、!その為なら私、なんだってします!!!」





興奮して思わず立ち上がってしまうと、真っ直ぐこちらを見ていた光さんと目があった。




「圭の事、愛してんだね。」



改めて言われると恥ずかしさがこみ上げてきて、慌てて椅子に座った。






「す、すみませんっ、、!声をあげてしまってっ、、気持ち悪かったですよねっ?!?!」

「まさか。羨ましいなって思っただけだよ。」




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