隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜


その言葉に何も答えずに、部屋を飛び出した。





本気って何?

だって今日初めて会話したような人の事を、本気になれる訳ない。


きっとからかわれただけだ。


ぐるぐると考えながらホームを降りて暫く歩くと、気づけばアパートについていた。

部屋に入り、バックから携帯を取り出すと莉子ちゃんからいくつかの着信とメッセージが来ていた。








、、彼からの連絡はない。


当たり障りのない返信をして、ベットにダイブした。

からかわれる事には慣れているのに、久しぶりだからかダメージが大きいらしい。

それはきっと彼の友人であると言うことが大きいのかもしれない。



でも彼と離れると言うことは、またこう言う事の始まりを意味する。






< 209 / 330 >

この作品をシェア

pagetop