隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜


「何あれ、もしかして見せつけてるつもり?まぢ腹立つんだけど。」

「自分だけが特別だって思いたいんでしょ。ウザいね〜。」

「王子様に守ってもらってるお姫様のつもりなんじゃない?あんな女の何処がいいんだか。」

「確かに津川課長って趣味悪っ。」






無言でオムライスを口に無理やり押し込み、急いで食べ進めていく。




「晶帆、気にすることないよ。どうせ只の僻みよ。無視しとけばいいの。あんなの一々気にしてたらやってらんないでしょ。津川さんが居なくなった途端にそんな強気で文句言うとか本当終わってるわ。それより今日の買い物は何処にいく予定?待ち合わせはどこにしよっか?」


ワザと大きな声を掛けてくれる莉子ちゃんの優しさが嬉しかった。



「うん、、、ありがと。最近できたデパートに行こうかなって。」


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