隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜


「あぁ!あそこねっ。私も行って見たかったんだよね〜。じゃあ、受付に迎えに行く。ならまた後でっ。」



オムライスを食べ終え、それぞれの部署へと戻って午後からの仕事に励んだ。








圭君って、、、本当女の子に優しいな。

莉子ちゃんにもスマートにお昼ご馳走してたし、女心を分かってる感じ。

莉子ちゃんも少し困った顔してたけど、嬉しそうに笑ってたな。





そこでハッとなった。




今まで気づかなかったけど、もしかして莉子ちゃんって彼の事、、好きなのかも。

そうだとしたら、莉子ちゃんの事知らず知らずのうちに凄く傷つけてた。





急に罪悪感が襲う。

莉子ちゃんは、いつもあんなに優しく接してくれているのに、私は自分のことばかっりで本当情けない。



< 52 / 330 >

この作品をシェア

pagetop