隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜
「あぁ!あそこねっ。私も行って見たかったんだよね〜。じゃあ、受付に迎えに行く。ならまた後でっ。」
オムライスを食べ終え、それぞれの部署へと戻って午後からの仕事に励んだ。
圭君って、、、本当女の子に優しいな。
莉子ちゃんにもスマートにお昼ご馳走してたし、女心を分かってる感じ。
莉子ちゃんも少し困った顔してたけど、嬉しそうに笑ってたな。
そこでハッとなった。
今まで気づかなかったけど、もしかして莉子ちゃんって彼の事、、好きなのかも。
そうだとしたら、莉子ちゃんの事知らず知らずのうちに凄く傷つけてた。
急に罪悪感が襲う。
莉子ちゃんは、いつもあんなに優しく接してくれているのに、私は自分のことばかっりで本当情けない。