隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜
ホテルの駐車場には見慣れた彼の車が駐車してあって、そのまま無言で車に押し込められた。
そして運転席に座ると盛大な溜息。
「男連れでもこうなるとは、、、ね。本当に気が抜けない。晶帆、今日は一日俺から絶対に離れないで。、、いいね?」
「え、、うん?分かった。」
「それと、あんまり可愛い顔しないで。晶帆は無意識だと思うけど、男の視線が鬱陶しいから。俺と2人きりの時だけにして?」
「かっ、、!?」
「じゃあ、行こうか。シートベルトして?このまま海向かうよ。」
今日の圭くんはいつも以上に甘い。
一日こんな感じなら心臓がもたないかも。
爽やかな音楽の中、2人を乗せた車は海へと向かって行った。