隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜
ようやく足が着くところにたどり着いて、急いで離れそうとするが腰を強く抱かれて離れられない。
彼の逞しい身体に直に包まれて、身体が熱い。
海から出でても、腰に手を回されて彼に密着されながら浜辺を歩く。
変に意識してしまって俯いていると、彼の少し心配した声か聞こえた。
「、、晶帆?具合悪くなった?少しコテージで休もう。何か飲み物買ってくるからここを動かないで。」
「あ、違うの。そうじゃなくてね?」
勘違いをさせてしまって慌てて訴えるが、気付けば遥か遠くに行ってしまった。
「、、、こんなに甘やかされていいのかな。」