隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜
「俺らがもっと甘やかしてあげようか?可愛いおねーさんっ。」
小さく呟いた独り言に何故か言葉が返された。
気付けば見知らぬ男性数人に取り囲まれていて、ニヤニヤと笑みを浮かべている。
ジロジロと身体を見られ、恐怖を感じた。
「い、、いいえ。結構です。」
「遠慮しないでさぁ〜暇してるんでしょ?さっきまではナンパ男と一緒だったでしょ?今度は俺らと遊んでよ。」
「か、彼はナンパではなく恋人ですっ、、!」
「でも姿が見えないじゃん?どうせ違う子でも引っ掛けてるんじゃないの〜?そんな男なんて気にしないで俺らと気持ちいいことしよ?」
手首を引かれて、強引に何処かへ連れて行かれそうになり身体が震える。