最後の告白
そしてこの春、私は社会人になった。
研修も終わり配属も決まって、毎日あわただしく過ごしている。
それでもあっくんを想う気持ちは相変わらずで、何度かお誘いを受けたこともあったけれど、丁重にお断りをしていた。
そしてもうすぐ、あっくんの誕生日。30歳になるあっくん。また私と10の位がちがくなってしまう。
同じ社会人同士、同じ20代のうちに私はまた告白をしようと思っていた。
思っていたのだけれど...
「...バカだなぁ、私...」
あっくんが結婚をする。
正直考えたことがなかった。
何故なのかはわからないけど、全く考えたことがなかった。
あっくんのことが好きだということだけで、この10年生きてきたけど、あっくんが他の女性と、というのは考えたことがなかったのだ。
あっくんに恋人がいないはずがないのに。
頭良し、顔良し、性格良し。
そんな男性がモテないはずがないのに。
研修も終わり配属も決まって、毎日あわただしく過ごしている。
それでもあっくんを想う気持ちは相変わらずで、何度かお誘いを受けたこともあったけれど、丁重にお断りをしていた。
そしてもうすぐ、あっくんの誕生日。30歳になるあっくん。また私と10の位がちがくなってしまう。
同じ社会人同士、同じ20代のうちに私はまた告白をしようと思っていた。
思っていたのだけれど...
「...バカだなぁ、私...」
あっくんが結婚をする。
正直考えたことがなかった。
何故なのかはわからないけど、全く考えたことがなかった。
あっくんのことが好きだということだけで、この10年生きてきたけど、あっくんが他の女性と、というのは考えたことがなかったのだ。
あっくんに恋人がいないはずがないのに。
頭良し、顔良し、性格良し。
そんな男性がモテないはずがないのに。