君に好きって言いたくて
それに私も唯に、朝の話したかったし

「あのね、唯-」

けれど、そこで私の言葉は

周りの女子の声にかき消された

「きゃー、このクラス高嶺君いるじゃん!」

「あ~、あの新入生代表の人?カッコ良かったよね~」

「てか、代表挨拶ってことは頭もいいじゃん!本当に王子じゃん!」

やっぱり、あんだけ目立ってたら

ファンも出来るよね…

「でもさ~、王子ってより高嶺君だけに高嶺の花って感じじゃない?」

なんか、胸がモヤモヤする

けれど、そんな皆をよそに私の隣りからため息が聞こえてきた

「なんかさぁ、みんな高嶺?にキャーキャー言い過ぎでしょ」

「えっ?唯はカッコ良いと思わないの?」

すると、唯は少し唸ってから顔を上げ

「カッコ良いとは思うんだけど、なんていうかさ、あの態度は裏がありそう。」

「そ、そうかな?」

「まぁ、なんとなくだけどね~」

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