死神メルの大事件

「俺はあれだ、烏だ」
「え、うん。見れば分かります」
「そうか、てっきり俺のダンディズムな体を見て欲情してるかと思ったんだがな」
 うーん、ダンディズムかどうか意味さえ分からないですが少なくとも残飯をあさっている烏さんと同じような気がします
 つまり、黒い……という事ですね
「はい、浴場は好きですが私に何か御用でしょうか」
「……お前、見掛け以上に淫乱なんだな。まぁいい、俺は閻魔に頼まれたんだよ」
「はい?」
「お前をサポートしてやれってな」

 はぁ、なるほど。つまり閻魔様は私の事を大切に思ってるんですね
 いよいよ閻魔様との付き合い方を考えないといけない関係になってしまいそうです
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