地球滅亡後の世界で、君と出会った秘密
***

何時間たっただろうか。
適当にお腹がすいたタイミングで、お弁当を食べながら勉強し、気付けば2時26分。

そろそろ帰ってもバレないであろうと思い、立ち上がった。

座っていた部分をぱっぱと払い、鳥居の方を振り向いた瞬間。

まるで、太陽が目の前に現れたかのように眩しい光が私を襲った。

目を開けてなんていられなかった。

戦闘アニメで出てきそうなほど強い風が吹き荒れる。
胸元の赤いリボンが、激しく、飛ばされそうなほどに揺れた。

このボロい祠は無事なのか、と目を細めて後ろを振り返ると、その光と風はぴたりと止んだ。

同時に人の視線を感じ、勢いよく、光が差した鳥居の方向を見る。

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