夢の言葉は魔法の呪文【改訂版】
【アカリ18歳の3月3日】

翌日ー結婚式ー。

夢の配達人の隠れ家の一部を借りて、マスターさんやシュウさん。
ヴァロンを慕う人達が集まってくれた。

みんなの前での人前式。
純白のウエディングドレスに身を包んで、私は今日ヴァロンと永遠の愛を誓う。


「アカリさん、すごく綺麗です!」

「ホントにのぅ……。
ギルも、きっと喜んでおるよ」

支度の整った私を見て、シュウさんとマスターさんが声をかけてくれる。


「あ、ありがとうございます」

別荘で過ごしていた時もだったが、やっぱりこういう姿は落ち着かない。
褒められても恥ずかしくて、照れてしまう。
何度も何度も、鏡を見て自分の姿を確認した。
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