Kissしちゃう?
ビングへと戻ってきた。
やはり早紀は眠ったままだった。
僕が早紀の耳元でそっと、
「……朝だよ」
と囁(ささや)く。
「あ、もうそんな時間?」
「うん。起きなよ。七時過ぎて八時近いよ」
「ホント?ヤバい。授業行かないと」
「今日確か、お互い1コマも入ってなかったと思うけど」
「そうね。……でも、あたしは水曜だから、家庭教師のバイトの日」
「俺は夜からだからな」
「真二が働いてる焼き肉屋さん、どこにあるの?」
「ちょうど大学の通りを自転車で南の方に十分ぐらい走ったところだよ」
やはり早紀は眠ったままだった。
僕が早紀の耳元でそっと、
「……朝だよ」
と囁(ささや)く。
「あ、もうそんな時間?」
「うん。起きなよ。七時過ぎて八時近いよ」
「ホント?ヤバい。授業行かないと」
「今日確か、お互い1コマも入ってなかったと思うけど」
「そうね。……でも、あたしは水曜だから、家庭教師のバイトの日」
「俺は夜からだからな」
「真二が働いてる焼き肉屋さん、どこにあるの?」
「ちょうど大学の通りを自転車で南の方に十分ぐらい走ったところだよ」