Kissしちゃう?
 ただ、山には仄(ほの)かな明かりが点(つ)いていて、夕方から夜間に掛けても公園には行けそうだった。

 
 頭の中にある地図だけを頼りに、僕たちの夜のデートタイムが始まろうとしている。

 
 それは一際甘いものを伴う、極上のひと時だった。

 
 僕たちの互いに繋いだ手と手は離れることがない。

 
 そう、決して……。
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