Kissしちゃう?
皆慶大はマンモス大学で、学生は山ほどいるし、僕たちは学園祭シーズンの最中で時間があるときは、早紀の部屋で過ごすことに決めていた。
つまり、僕たちは案外冷めているのだ。
これは大学の規模が大きくなればなるほど、増える傾向にある。
普段から学生慣れしていると、意外に学園祭期間といえば、休めて楽という気になるのだ。
それにそんな大学のお祭りに参加して時間を潰すほど、僕も早紀も暇じゃなかった。
僕は自室で公募用の原稿を書き、執筆に疲れたら早紀に連絡を取って、部屋に遊びに行くことにしていたし、彼女も僕を受け入れてくれる。
僕はその夜、午前零時過ぎにバイトが終わると、歩いて家に帰りながら、帰り道で早紀のケータイにメールを送っていた。
<こんばんは、早紀!今どうしてる?俺、今バイト終わったところだよ。明日は会えるといいね。またモーニングコールするから。お休みなさい>
メールを打ち終わり、文面に誤字・脱字等がないかどうか確認して、ゆっくりと送信ボタンを押す。
メールが送られたことを確認してフリップを閉じ、ポケットに仕舞い込もうとしたとき、
つまり、僕たちは案外冷めているのだ。
これは大学の規模が大きくなればなるほど、増える傾向にある。
普段から学生慣れしていると、意外に学園祭期間といえば、休めて楽という気になるのだ。
それにそんな大学のお祭りに参加して時間を潰すほど、僕も早紀も暇じゃなかった。
僕は自室で公募用の原稿を書き、執筆に疲れたら早紀に連絡を取って、部屋に遊びに行くことにしていたし、彼女も僕を受け入れてくれる。
僕はその夜、午前零時過ぎにバイトが終わると、歩いて家に帰りながら、帰り道で早紀のケータイにメールを送っていた。
<こんばんは、早紀!今どうしてる?俺、今バイト終わったところだよ。明日は会えるといいね。またモーニングコールするから。お休みなさい>
メールを打ち終わり、文面に誤字・脱字等がないかどうか確認して、ゆっくりと送信ボタンを押す。
メールが送られたことを確認してフリップを閉じ、ポケットに仕舞い込もうとしたとき、