Kissしちゃう?
第十二章
12
シャワーを浴び終えた僕たち二人はリビングで寛ぎながら、改めて冬が来始めているのを悟る。
そう言えば、最近急に冷え込むようになった。
ちょっと前まで暖気が滞留していたのだが、一転冷気が日本列島全体を包み込み、薄手のシャツでは過ごせずに、上からもう一枚ぐらい羽織らないと過ごせないようになっている。
僕たちはちゃんと寒さ対策をしていた。
その日も、僕は早紀のアパートにいながら考え込んでしまう。
“もうあと一ヶ月もすれば、今年も終わっちゃうんだ”
そう思いながら、リビングでゆっくりしていると、彼女が、
「真二。お風呂上りだからビール飲む?」
と訊いてきた。
「いいの?」
「うん。一杯買い込んでるから、飲めるだけ飲んでいいわよ」
シャワーを浴び終えた僕たち二人はリビングで寛ぎながら、改めて冬が来始めているのを悟る。
そう言えば、最近急に冷え込むようになった。
ちょっと前まで暖気が滞留していたのだが、一転冷気が日本列島全体を包み込み、薄手のシャツでは過ごせずに、上からもう一枚ぐらい羽織らないと過ごせないようになっている。
僕たちはちゃんと寒さ対策をしていた。
その日も、僕は早紀のアパートにいながら考え込んでしまう。
“もうあと一ヶ月もすれば、今年も終わっちゃうんだ”
そう思いながら、リビングでゆっくりしていると、彼女が、
「真二。お風呂上りだからビール飲む?」
と訊いてきた。
「いいの?」
「うん。一杯買い込んでるから、飲めるだけ飲んでいいわよ」