4組の恋模様
広汰〜
俺と宮園の言い合いを困った様に見る愛花。綺麗な青が少しかかったミディアムヘアの黒髪。白い肌に大きな瞳。赤い唇。一言で言えば可愛い。
まぁ無自覚だけどね。
「あ!愛花!部長が呼んでたよ〜。」
「琴葉!おはよう!」
「・・・。また広汰君いるの?」
佐々木琴葉。学級委員でちょっと厳しい。けど妹みたいな愛花には優しい。
「またってひでー。」
「部長?なんで呼んでるの?」
ここにいる3人の女子全員吹奏楽部。愛花はトランペット。宮園はチューバ。まぁよくこの細さでチューバかかえてんなと思う。佐々木はクラリネット。
「あ!広汰。今日一緒に帰れない。ごめんね?」
「ん。わかった。」
身長差で見上げられると何も言えない。15㎝くらいある。
「広汰君。」
「何?佐々木。」
「部長ね。愛花の事好きだよ。同じパートだしね。」
「何でそんなこと教えてくんの?俺には」
「関係ないとか今更すぎんでしょ?」
キツイ目。
「愛花の事好きなくせに。わかりやすくて困る。」
「本当だよ〜。」
「愛花モテるんだから気をつけてよね。簡単に誰かに取られたら怒るよ。」
「わーったって。佐々木も春樹と仲良くしろよ。」
さあっと染まっていく佐々木の頬。
「か、関係ないでしょ!幼なじみよ!」
「はいはい。琴葉は照れ屋だもんね。」
「雪音っ!」
「・・・はぁ。」
好きなのかはわからない。ただ居心地がいい。
同級生以上。恋人でもない。それだけ。
俺と宮園の言い合いを困った様に見る愛花。綺麗な青が少しかかったミディアムヘアの黒髪。白い肌に大きな瞳。赤い唇。一言で言えば可愛い。
まぁ無自覚だけどね。
「あ!愛花!部長が呼んでたよ〜。」
「琴葉!おはよう!」
「・・・。また広汰君いるの?」
佐々木琴葉。学級委員でちょっと厳しい。けど妹みたいな愛花には優しい。
「またってひでー。」
「部長?なんで呼んでるの?」
ここにいる3人の女子全員吹奏楽部。愛花はトランペット。宮園はチューバ。まぁよくこの細さでチューバかかえてんなと思う。佐々木はクラリネット。
「あ!広汰。今日一緒に帰れない。ごめんね?」
「ん。わかった。」
身長差で見上げられると何も言えない。15㎝くらいある。
「広汰君。」
「何?佐々木。」
「部長ね。愛花の事好きだよ。同じパートだしね。」
「何でそんなこと教えてくんの?俺には」
「関係ないとか今更すぎんでしょ?」
キツイ目。
「愛花の事好きなくせに。わかりやすくて困る。」
「本当だよ〜。」
「愛花モテるんだから気をつけてよね。簡単に誰かに取られたら怒るよ。」
「わーったって。佐々木も春樹と仲良くしろよ。」
さあっと染まっていく佐々木の頬。
「か、関係ないでしょ!幼なじみよ!」
「はいはい。琴葉は照れ屋だもんね。」
「雪音っ!」
「・・・はぁ。」
好きなのかはわからない。ただ居心地がいい。
同級生以上。恋人でもない。それだけ。