ハルちゃんのでんぐり返し


真夜中に来てくれた母と弟も一旦帰宅し、分娩室近くの病室で何かあったら呼んでと助産師さんに言われ、ひとり眠りにつく...努力をする




寝転がっていてもチョロ...チョロ...と出てくるものが気になってろくに眠れなかった







そして




大量の朝食が運ばれてきて、朝を迎える




今でもよく覚えている



病院での食事は毎回量が尋常じゃなく多かった(笑)


そして夕食後には毎日、先生が差し入れでコンビニで買ってきたプリンとかのカップデザートをくれたのが結構嬉しかった






朝食を終えて、そう言えば旦那に連絡してなかったと思い出して、旦那に「破水した」とだけメールを送る




お腹が落ち着いた9時頃に助産師さんが誘発剤を持って病室にやってきた




陣痛は全くくる気配がなかったので、それを飲んだ




1時間待って、まだ陣痛が始まっていなかったので、再び同じ錠剤を飲む



すると程なくやってきた陣痛という名の激痛





普通なら徐々に痛みも強くなり、間隔も短くなっていく陣痛だが、


誘発剤を飲んだからか、飲んだ量が多すぎたのか...


いきなり強い痛みと間隔も最初から7分程という短い間隔で悶絶




朝から来てくれていた母が見守る中、痛みに必死で堪える






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