不覚にもアイツにときめいた
「あ、そういや部長知ってます?皆川さんの話」


そして、俺はコーヒーを持ち部長と世間話をしていた。



しばらくして田中が出来た資料を部長の元へ渡してきた。


「部長、資料作成出来ました。」


「お、早いねー。田中さん。」



「いえ、仕事ですので。」



(相変わらず早いな田中…。)


俺は田中に感心していた。


そして田中は自分のデスクに戻り、他の仕事に移った。

だけどそんな田中に対して面白くないのか


『相変わらずだよねー田中さん。』


『今日も制服ビシッと着てるし、相変わらず地味だし』

お決まりの女子の悪口大会が始まった。

(本当女って他人の悪口好きだよなー…。)

俺は内心呆れていた。

まあ、でも俺でもちょっとは分かる。

田中は見た目は悪くないのに勿体ない。

世の中、外見が全てなのに田中は見た目のせいで損をしている。

(でもあまり、仕事しないお前らが言うのは違うだろ。)



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