不覚にもアイツにときめいた
そして、田中は俺達の所から去って行った。


「…何なんですかあの人…。まじで笑えるんですけど。ねえ?遠藤さん。」


(…。)


きっと田中なりの優しさなんだろう。


田中、お前やっぱすげーよ。


「…由奈ちゃん。」


「はい🖤?」


「手、離してくれる?」


「…え?」


「俺、そーゆ人を馬鹿にする人嫌いだから。」


「…え。」


「じゃあねん♪」


「え!ちょっと遠藤さん!?」


そして、俺は田中の元に走った。




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