不覚にもアイツにときめいた
「近藤さん…。」

「田中さん、しおり作ってくれてありがとう!
おかげで助かったよ!」

「皆さん…。」

「い、いえ…。これぐらい当然ですので…。」

「全く素直じゃないなー」

「よし!キャンプ場向かうよー!」

「は、はい…。」

「てか、そのバッグ重いでしょー俺持つわ。」

「何入ってんのこれww」

「あ、氷とか色々…。」

「何でww」

「蜂とか刺された時に…。」

「蜂!?田中さん案外心配性だね…。」

「そんな事は…。」

気づけば私の前にたくさんの人が集まっていた。

誰かと会話をするのがこんなにも暖かい気持ちになるなんて…。

(遠藤に感謝しなきゃ…ね。)

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