不覚にもアイツにときめいた
「え~🖤そんな事ないですよお~🖤」

(小林さんも良くやるわ…。)

私はそんな二人を呆れたように見ていた。

チーン

しばらくしてエレベーターが来た。


「あ、エレベーター来ましたよ🖤」


そして私達は三人でエレベーターに乗った。


(てか何なのこの図…。)


「あーん、もう寒い。」


そう言って小林さんは完全に遠藤にべったりだ。

(そら、そんな薄着だったら寒いでしょ…。ここは大人の私が注意してあげないと。)

「小林さん。」

「はい?」

「今季節は9月です。」

「は?」

「だけどまだまだ9月だからと言って甘めに見てはいけません。
ましてや外はまだまだ暑いですし。
だからオフィスはクーラーは冷房で全快です。どこも」

「あの…田中さん?」

「寒いなら…これからはカーディガンなど持ってくることをオススメ致します。」

「え…。」

「では、私はここで。」

(言えた!)

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