私の好きな警察官(ひと)!
「蓮見は本当に香恵ちゃんをいじめるのが好きだよなぁ?素直に心配だから送ってくって言えばいいのに」
そんな私たちのやり取りを見ていた松本さんが、呆れたように言葉を発して、
途端、意地悪く口角を上げていた蓮見さんの口元がムッとする。
そんな蓮見さんにクスクスと笑ってしまった私は
「おい!何笑ってんだよ。さっさと行くぞ、寝みぃんだよ俺は」
益々、蓮見さんのお怒りを買ってしまったらしい。
けれどこうして、眠い目を擦って私を送ってくれるらしい蓮見さんの優しさに胸はキュンと疼くのです。
「松本さん、また今度♪♪お邪魔しました」
「あいよ!おやすみ」
交番を出る私たちを最後まで優しく見送りながら、何やら松本さんは日誌のようなものを書いていた。
やっぱり交番は忙しいんだろうなぁ。
街灯が点々と灯る道を、蓮見さんと並んで歩く。
初めてすぎる体験に、何を話せばいいのか言葉を失ってしまった私は、そんな私を不思議に思っているらしい蓮見さんの視線に気付かれないように頬を赤く染めた。
「あ、ほら。もう見えちゃいましたよ!私のアパート」
交番の角を曲がればぼんやり遠くに見えている建物。
毎日私が暮らしている、紛れもない私のアパートだ。
「マジで交番から近いじゃねぇか。本気でストーカーじゃねぇだろうな?」
「ストーカーだったらとっくに蓮見さんの連絡先とか住んでる場所とか突き止めてますよ!」
「んなことしたら、即逮捕な」
コツコツ……と響いていたヒールの音が立ち止まり、あっという間にアパートまでたどり着いてしまった。
そんな私たちのやり取りを見ていた松本さんが、呆れたように言葉を発して、
途端、意地悪く口角を上げていた蓮見さんの口元がムッとする。
そんな蓮見さんにクスクスと笑ってしまった私は
「おい!何笑ってんだよ。さっさと行くぞ、寝みぃんだよ俺は」
益々、蓮見さんのお怒りを買ってしまったらしい。
けれどこうして、眠い目を擦って私を送ってくれるらしい蓮見さんの優しさに胸はキュンと疼くのです。
「松本さん、また今度♪♪お邪魔しました」
「あいよ!おやすみ」
交番を出る私たちを最後まで優しく見送りながら、何やら松本さんは日誌のようなものを書いていた。
やっぱり交番は忙しいんだろうなぁ。
街灯が点々と灯る道を、蓮見さんと並んで歩く。
初めてすぎる体験に、何を話せばいいのか言葉を失ってしまった私は、そんな私を不思議に思っているらしい蓮見さんの視線に気付かれないように頬を赤く染めた。
「あ、ほら。もう見えちゃいましたよ!私のアパート」
交番の角を曲がればぼんやり遠くに見えている建物。
毎日私が暮らしている、紛れもない私のアパートだ。
「マジで交番から近いじゃねぇか。本気でストーカーじゃねぇだろうな?」
「ストーカーだったらとっくに蓮見さんの連絡先とか住んでる場所とか突き止めてますよ!」
「んなことしたら、即逮捕な」
コツコツ……と響いていたヒールの音が立ち止まり、あっという間にアパートまでたどり着いてしまった。