ネバーランドへようこそ!
「駄目駄目駄目ぇぇぇぇぇ!ウェンディは僕と結婚するのー!!」

突然ピーターが私とフックの間に割って入ってきた。

ていうか、嫌よ。

「将来のことを考えるなら、フックさんと結婚するべきだもの」

「だからしねーよ」

「お願いよ!私を食べて!(性的な意味で)」

「それ別作品のネタだろうが!何?お前、俺が牢屋にぶっこまれる姿見てぇの?」

むー。

手強いわねこの人。

「駄目だよ。姉さん相手じゃおじさんがかわいそうだよ」

ちょっと、ジョン?どういう意味?

「ハリウッド女優くらいじゃないと、釣り合わないよ」

「……貴方達、私のことなんだと思ってるの?」

にっこり笑って返答を待つ。勿論手には血(ケチャップ)のついた包丁構えて。

「「ステキなオネエサマだと思ってマス」」

所々片言だけど、まぁいいわ。

「やっぱ、こいつら今すぐ帰してこい」

「面白いからもうちょっと」
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