生徒会長は女の子が苦手です
伊織のいとこ
「理沙ちゃーん、なーちゃんと学校行くよー」
玄関で靴を履きながらそういうと、理沙ちゃんは沙耶さんに作ってもらった大きなウサギのぬいぐるみを抱きしめて、走ってくる。
「なーちゃん、うさちゃん持っていっていい?」
理沙ちゃんは私の前にうさぎを突き出してこてっと首を倒す。
「ん?いいよー。先にいーちゃんのお家に寄るね」
「もふちゃん!」
「うん。行くよー」
そう言って玄関の鍵を閉め、理沙ちゃんの手を取って伊織の家に行く。
年が明けて2週間、ずっと理沙ちゃんは伊織の家に行って、
朝からもふちゃんを抱きしめて、伊織に抱っこされて私たちの学校に登校している。
伊織も子ども相手だからかいつも笑顔。
そして一時期隠し子、とか言われてきたけど、事情を説明したらみんな理事長室に様子を見に行ってくれたりして、
理沙ちゃんは楽しいし、理事長の株も上がって願ったり叶ったり。
私は伊織の部屋の合鍵で勝手に開けて入る。
「伊織ー、起きて。学校行くよー」
「もふちゃんっ!」
「んぎゃっ」
理沙ちゃんに懐いたもふは最近毎朝玄関で理沙ちゃんを待ってくれているのだ。
そして理沙ちゃんを見ると同時に飛びついて、撫でてもらっている。
そうしているうちに私は毎朝伊織を起こす。
伊織ももふみたいに玄関で待ってくれてたらいいのに。
玄関で靴を履きながらそういうと、理沙ちゃんは沙耶さんに作ってもらった大きなウサギのぬいぐるみを抱きしめて、走ってくる。
「なーちゃん、うさちゃん持っていっていい?」
理沙ちゃんは私の前にうさぎを突き出してこてっと首を倒す。
「ん?いいよー。先にいーちゃんのお家に寄るね」
「もふちゃん!」
「うん。行くよー」
そう言って玄関の鍵を閉め、理沙ちゃんの手を取って伊織の家に行く。
年が明けて2週間、ずっと理沙ちゃんは伊織の家に行って、
朝からもふちゃんを抱きしめて、伊織に抱っこされて私たちの学校に登校している。
伊織も子ども相手だからかいつも笑顔。
そして一時期隠し子、とか言われてきたけど、事情を説明したらみんな理事長室に様子を見に行ってくれたりして、
理沙ちゃんは楽しいし、理事長の株も上がって願ったり叶ったり。
私は伊織の部屋の合鍵で勝手に開けて入る。
「伊織ー、起きて。学校行くよー」
「もふちゃんっ!」
「んぎゃっ」
理沙ちゃんに懐いたもふは最近毎朝玄関で理沙ちゃんを待ってくれているのだ。
そして理沙ちゃんを見ると同時に飛びついて、撫でてもらっている。
そうしているうちに私は毎朝伊織を起こす。
伊織ももふみたいに玄関で待ってくれてたらいいのに。