生徒会長は女の子が苦手です
* * *

1週間続いたテストも終わり、金曜日。



生徒会室で、みんなでアイス食べてます。



夏休みの会議日程のミーティングのためです。



今日は生徒会メンバーしかいないからのんびり会議を進める。



「各クラスの委員の子たち呼ぶのは2週目の金曜日からでいいの?」


「うん、そんなにすぐに議題が進むとも思えないし、無駄足を踏ませても会議が進み辛くなるだけだと思って」


「そっかー」



恋菜は納得したように頷くとアイスを口に頬張る。



「それに、委員の子たち呼ぶのは毎週金曜日だけだから。


まぁ、みんな部活してるみたいだから臨時で呼び出してもすぐ集まれると思うし」



「ってことはあれだね。生徒会は権力を振りかざして、議題の決定までしてしまった上で、各クラスに結果だけを伝えると」



「そう。それで各クラスからの改善案が出たら次の週に決めて、次の金曜日で改定案を伝える」


「ふーん。七瀬ちゃん、円滑に進めるの上手だよね」


「そうかな、面倒なことはしたくないだけだよ」



そういうと、真野くんはアイスのカップとスプーンを流しに持って行く。



「それにしてもさ」



「ん?」



「会長は寝てていいの?」
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