生徒会長は女の子が苦手です
「ななちゃんは大丈夫なの?」
「え、うん。私は全然大丈夫なんだけど…」
伊織、今まで知恵熱とかしか出したことなかったのに…。
冷蔵庫に入れてあったスポーツ飲料を持って仮眠室に行く。
「伊織、起きて。起きないと、顔に水かける」
「…起きた」
「はい、これ飲んで。大丈夫?今日は休んでていいよ?」
少々強引な起こし方をしたけど、まあ無事みたいだね。
ベットの横にしゃがみこむと起き上がった伊織を見上げる。
「いや、大丈夫。ちょっと休んだらまた動くから」
「ダメ、無理しすぎなんだよ。ちゃんと休んでて。
伊織、今まで知恵熱ぐらいしか体壊したことないじゃん。
疲れてるんだよ。寝てなさい」
そういうと、伊織は薄く微笑んだ。
「そっか。うん。
七瀬も頑張りすぎだよ。目の下すごいクマ。
七瀬も休まなきゃダメ。無理しすぎ。俺と一緒」
伊織は私の頬を両手で包み込んで親指で私の目の下をなぞる。
ドクン、と私の胸が跳ねる。
伊織から目が離せなくなる。
「七瀬、自分から調子悪いとか、休みたいとか、言ったことないから。
ちゃんと言わなきゃダメだよ?」
「う、うん。私は大丈夫…」
「七瀬の大丈夫は信じない。何があっても大丈夫しか言わないじゃん」
頬を包み込む手に力が入る。
「い、おり?」
「え、うん。私は全然大丈夫なんだけど…」
伊織、今まで知恵熱とかしか出したことなかったのに…。
冷蔵庫に入れてあったスポーツ飲料を持って仮眠室に行く。
「伊織、起きて。起きないと、顔に水かける」
「…起きた」
「はい、これ飲んで。大丈夫?今日は休んでていいよ?」
少々強引な起こし方をしたけど、まあ無事みたいだね。
ベットの横にしゃがみこむと起き上がった伊織を見上げる。
「いや、大丈夫。ちょっと休んだらまた動くから」
「ダメ、無理しすぎなんだよ。ちゃんと休んでて。
伊織、今まで知恵熱ぐらいしか体壊したことないじゃん。
疲れてるんだよ。寝てなさい」
そういうと、伊織は薄く微笑んだ。
「そっか。うん。
七瀬も頑張りすぎだよ。目の下すごいクマ。
七瀬も休まなきゃダメ。無理しすぎ。俺と一緒」
伊織は私の頬を両手で包み込んで親指で私の目の下をなぞる。
ドクン、と私の胸が跳ねる。
伊織から目が離せなくなる。
「七瀬、自分から調子悪いとか、休みたいとか、言ったことないから。
ちゃんと言わなきゃダメだよ?」
「う、うん。私は大丈夫…」
「七瀬の大丈夫は信じない。何があっても大丈夫しか言わないじゃん」
頬を包み込む手に力が入る。
「い、おり?」