恋のコーチは期間限定
19.ひとときの夢
その日は大人しく帰った蒼葉くんだったけれど、次の日から度々泊まっていくようになった。
私も欲しかった客用の布団を用意して「添い寝じゃないんですか?」と言う蒼葉くんと「そんなわけないじゃない!」と戯れ合った。
仕事を早く終えてテニスにその後はお泊り。
もう何日、彼といるのか。
「毎日とはさすが若い。」
柚が見兼ねて冷やかしてくる。
「含みを持たせて言わないで。
今は清い関係だから。」
「男女の関係……。」
「は、ありません!」
でも……日に日に近くなる距離にドキドキさせられっぱなしだ。
しかも…それが嫌じゃない自分にも戸惑っている。
今の二人の関係がなんなのか。
名前はつけられないけれどドキドキしつつも居心地がよくて失いたくない気持ちではいた。
そんな曖昧な関係が長く続くわけないのに………。
私も欲しかった客用の布団を用意して「添い寝じゃないんですか?」と言う蒼葉くんと「そんなわけないじゃない!」と戯れ合った。
仕事を早く終えてテニスにその後はお泊り。
もう何日、彼といるのか。
「毎日とはさすが若い。」
柚が見兼ねて冷やかしてくる。
「含みを持たせて言わないで。
今は清い関係だから。」
「男女の関係……。」
「は、ありません!」
でも……日に日に近くなる距離にドキドキさせられっぱなしだ。
しかも…それが嫌じゃない自分にも戸惑っている。
今の二人の関係がなんなのか。
名前はつけられないけれどドキドキしつつも居心地がよくて失いたくない気持ちではいた。
そんな曖昧な関係が長く続くわけないのに………。