恋のコーチは期間限定
 優しくベッドに下ろす。
「ん。ありがとね」と小さく聞こえた。

 そして、呑気な美希さんの顔を覗きこんでもう一度唇を重ねた。
 今度は重ねる角度を変えて舌を割り込ませる。

 甘い吐息が微かに漏れて無駄に俺の気持ちを煽った。

 深く絡ませて、はやる欲情をさらけ出す。
 アルコールの残る口内は色んな意味で酒を飲むよりも酔ってしまいそうだ。

 もうとっくに我慢の限界は超えていて、美希さんに跨って自分の劣情を押し当てた。

「年下舐めると痛い目に遭うよ?」

「ん……。」

 自分のTシャツを脱ぎ去って、何も理解できてないであろう美希さんに再び覆い被さった。





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