恋のコーチは期間限定
「じゃ試しにキスでもしたら思い出すんじゃない?」
手近にあったクッションを思いっ切り投げつけた。
軽々と避ける身軽な姿がまた小憎たらしい。
「しない!
あ、ヤダ!こんな時間!!!」
壁掛け時計が家を出る時間の30分前を指していた。
シャワーも浴びたいし、出来ることなら湯船に浸かりたい。
化粧をして顔を作らなきゃいけないし……あぁ!もう!!
「待ってよー。俺はどうするの?」
一瞬、完全に忘れていた彼の存在を思い出す。
「どうするって……。」
帰れよ!
そして今後一切関わりたくもない!!
そんな文言が口先まで出かかった時に蒼葉くんがとんでもないことを言った。
「コーチやる代わりにその間、恋人になって。
もっとお姉さんとしたい。」
したいってナニをだよ!
恋人っていうか!!
「それってセフレでしょ!」
「んー。そうとも言うのかな。」
急にカマトトぶらないで!
「そうとしか言わないわ。
嫌よ。そんなの。」
プイッとそっぽを向いて、こんな人に構ってる時間が惜しいことを思い出して布団に包まったまま服を探す。
手近にあったクッションを思いっ切り投げつけた。
軽々と避ける身軽な姿がまた小憎たらしい。
「しない!
あ、ヤダ!こんな時間!!!」
壁掛け時計が家を出る時間の30分前を指していた。
シャワーも浴びたいし、出来ることなら湯船に浸かりたい。
化粧をして顔を作らなきゃいけないし……あぁ!もう!!
「待ってよー。俺はどうするの?」
一瞬、完全に忘れていた彼の存在を思い出す。
「どうするって……。」
帰れよ!
そして今後一切関わりたくもない!!
そんな文言が口先まで出かかった時に蒼葉くんがとんでもないことを言った。
「コーチやる代わりにその間、恋人になって。
もっとお姉さんとしたい。」
したいってナニをだよ!
恋人っていうか!!
「それってセフレでしょ!」
「んー。そうとも言うのかな。」
急にカマトトぶらないで!
「そうとしか言わないわ。
嫌よ。そんなの。」
プイッとそっぽを向いて、こんな人に構ってる時間が惜しいことを思い出して布団に包まったまま服を探す。