【完】武藤くんって甘くない
あ、もう話してくれそうにない。


眠たそうだけどこの授業では寝なかった。


今日最後の授業が終わり、帰る準備をしていると小松くんがバッグを持って前に立っている。


「ゆずちゃん俺の言ったこと覚えてないだろ」


「へっ?一緒に帰ることだよね、覚えてるよ?」


「そーじゃない。とりあえず帰ろう」


腕を引かれ強引に立たされる。


「あっ、待って」
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