【完】武藤くんって甘くない
「そして、どしたの。このメガネ!似合ってなーい」
うそうそ、最高に似合ってるってば!
女の子が武藤くんのメガネを奪おうとしている。
「やめろよ」
「もー、カッコつけちゃって」
ふたりでメガネの取り合いをしてるから、思わず割って入ってしまった。
「武藤くんが嫌がってるよ?やめてあげて」
女の子の手を掴み、じっと見つめる。
「えっ…あ…ああっ、そうだよね。ごめんねー!これ借りるね」
女の子は教科書を手に、慌てて教室を出て行った。
武藤くんはといえば黙ってメガネをかけ直している。
人差し指でメガネの鼻あてのところをクイッと上に押すそんな姿もあたしにはツボだ。
なにしてもカッコいいよねぇ。
「見んなよバーカ」
ん?
うそうそ、最高に似合ってるってば!
女の子が武藤くんのメガネを奪おうとしている。
「やめろよ」
「もー、カッコつけちゃって」
ふたりでメガネの取り合いをしてるから、思わず割って入ってしまった。
「武藤くんが嫌がってるよ?やめてあげて」
女の子の手を掴み、じっと見つめる。
「えっ…あ…ああっ、そうだよね。ごめんねー!これ借りるね」
女の子は教科書を手に、慌てて教室を出て行った。
武藤くんはといえば黙ってメガネをかけ直している。
人差し指でメガネの鼻あてのところをクイッと上に押すそんな姿もあたしにはツボだ。
なにしてもカッコいいよねぇ。
「見んなよバーカ」
ん?