【完】武藤くんって甘くない
「実は今日、好きな人に告白したんです」
「へぇっ、そうなんだ?てことは…彼と待ち合わせ?」
「いえっ、フられました。あっ!返事はなくて。無視されたから、嫌がられたも同然っていうか」
「こんなにかわいい子に?酷いやつだな」
お世辞なんだろうけどそう言ってくれるなんて、優しい人なんだね。
だけど武藤くんが酷いわけじゃない。
騙して気をひこうとしたあたしが悪いの。
「どうしたら好きな人に好きになってもらえるんですか?あたしじゃ全然ダメみたいです…」
「うーん。好みのタイプじゃないとか?」
うっ、それはそうなんだろうけど!
「そこを好きにさせる方法とかあればいいのに…」
「そうだなー、あれば俺も知りたいよ。実を言うと俺も今日フられたみたいだ」
ええっ、そうなの?
びっくりしていると、更に驚く発言が続く。
「キミのことかわいいって思って声かけたのに。まさかそんなに好きな相手がいるなんて」
「へぇっ、そうなんだ?てことは…彼と待ち合わせ?」
「いえっ、フられました。あっ!返事はなくて。無視されたから、嫌がられたも同然っていうか」
「こんなにかわいい子に?酷いやつだな」
お世辞なんだろうけどそう言ってくれるなんて、優しい人なんだね。
だけど武藤くんが酷いわけじゃない。
騙して気をひこうとしたあたしが悪いの。
「どうしたら好きな人に好きになってもらえるんですか?あたしじゃ全然ダメみたいです…」
「うーん。好みのタイプじゃないとか?」
うっ、それはそうなんだろうけど!
「そこを好きにさせる方法とかあればいいのに…」
「そうだなー、あれば俺も知りたいよ。実を言うと俺も今日フられたみたいだ」
ええっ、そうなの?
びっくりしていると、更に驚く発言が続く。
「キミのことかわいいって思って声かけたのに。まさかそんなに好きな相手がいるなんて」