【完】武藤くんって甘くない
武藤くんがニヤリと笑った。
かと思ったらもうムスッとしている。
「えーっ!なになに、今の」
思わずユサユサと体を揺する。
「怒ってるのに…笑わせんなよ!」
「どういうこと?」
「あーもう、うるさい。俺の不機嫌の原因はいつもお前だから」
いつもあたし⁉︎
それって最悪なことだよね。
「ごめんなさいっ」
「心乱される、心配ばっかかけやがって…」
「本当にほんとーに!ごめんなさい!今回は本当に軽率だったなって…」
「今回は?いつもだろ。フワフワし過ぎ、警戒心なさ過ぎ」
うわぁ、また痛いところつかれちゃった。
「そんな嬉しそうにするなよ…」
「だって、嬉しいもん。あたしのこと嫌いだって言う武藤くんが来てくれた」
「…嫌いなんて言った覚えねーけど」
…え?
かと思ったらもうムスッとしている。
「えーっ!なになに、今の」
思わずユサユサと体を揺する。
「怒ってるのに…笑わせんなよ!」
「どういうこと?」
「あーもう、うるさい。俺の不機嫌の原因はいつもお前だから」
いつもあたし⁉︎
それって最悪なことだよね。
「ごめんなさいっ」
「心乱される、心配ばっかかけやがって…」
「本当にほんとーに!ごめんなさい!今回は本当に軽率だったなって…」
「今回は?いつもだろ。フワフワし過ぎ、警戒心なさ過ぎ」
うわぁ、また痛いところつかれちゃった。
「そんな嬉しそうにするなよ…」
「だって、嬉しいもん。あたしのこと嫌いだって言う武藤くんが来てくれた」
「…嫌いなんて言った覚えねーけど」
…え?