【完】武藤くんって甘くない
「ええっ、やめちゃうの?」


「言ってやらない。調子に乗るから」


あああっ、一番聞きたい言葉を聞けなかった!


けどこれで確実。


武藤くんが…あたしのことを。


とりあえずそれだけで満足…。


彼女になれただけで十分だよ。


隣を歩いていると、指先が触れた。


ドキッとして武藤くんを見ると、同時にこっちをみていた。


ドキドキ!


手、思い切って繋いじゃう?





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