【完】武藤くんって甘くない
教室に戻ってみたものの、小松くんはいない。
お昼休みが終わるまでには戻るよね?
自分の席につき小松くんを待つ。
小松くんが戻るより先に、武藤くんが教室に入ってきた。
「おーい」
数十分ぶりに会えた、ただそれだけで本当に嬉しい。
ぶんぶんと武藤くんに手を振ると、華麗にスルーされた。
ああっ…。
「見えてるから。目の前で手ぇ振るなよ」
近くまで来て小声でそう言うと、すぐに席に着いている。
「はぁい」
無視されたわけじゃなくてよかった。
「武藤くん、どれか飲む?」
小松くんに買った飲み物を指さす。
「これもらう。ありがとな」
わっ、やったあ!
喉が乾いていたのか、コーヒー牛乳にすぐ手が伸びてきた。
そして爽やかな微笑み付き。
「もう、ピリピリしてない?」
思わず聞くと、飲みかけのコーヒー牛乳を吹いている。
お昼休みが終わるまでには戻るよね?
自分の席につき小松くんを待つ。
小松くんが戻るより先に、武藤くんが教室に入ってきた。
「おーい」
数十分ぶりに会えた、ただそれだけで本当に嬉しい。
ぶんぶんと武藤くんに手を振ると、華麗にスルーされた。
ああっ…。
「見えてるから。目の前で手ぇ振るなよ」
近くまで来て小声でそう言うと、すぐに席に着いている。
「はぁい」
無視されたわけじゃなくてよかった。
「武藤くん、どれか飲む?」
小松くんに買った飲み物を指さす。
「これもらう。ありがとな」
わっ、やったあ!
喉が乾いていたのか、コーヒー牛乳にすぐ手が伸びてきた。
そして爽やかな微笑み付き。
「もう、ピリピリしてない?」
思わず聞くと、飲みかけのコーヒー牛乳を吹いている。