【完】武藤くんって甘くない
「そうなんだけど、メガネくんが…あっ、また言っちゃったね…」
「も、いーけど。昨日のバレるとお互いヤバいだろ?忘れようぜ」
やっぱりメガネくんが武藤くんで、昨日あたしを救ってくれた人。
「あたしは…忘れたくないよ」
「そか、俺は忘れるから」
ええっ!?
そんなのって!
やっぱりそのまま帰ろうとするから、シャツを掴んで引っ張った。
「昨日、すっごく嬉しかったから…なにかお礼させて?」
瞬時に浮かんだのはそれ。
お返し作戦だよ!!
また話す口実ができる。
「いいって。ほら、あいつら怪しんでる。また言われるぞー、今度は俺なのかって」
橋の向こうで、武藤くんと一緒にいた男の子たちがこっちを見てなにやら騒いでいる。
「も、いーけど。昨日のバレるとお互いヤバいだろ?忘れようぜ」
やっぱりメガネくんが武藤くんで、昨日あたしを救ってくれた人。
「あたしは…忘れたくないよ」
「そか、俺は忘れるから」
ええっ!?
そんなのって!
やっぱりそのまま帰ろうとするから、シャツを掴んで引っ張った。
「昨日、すっごく嬉しかったから…なにかお礼させて?」
瞬時に浮かんだのはそれ。
お返し作戦だよ!!
また話す口実ができる。
「いいって。ほら、あいつら怪しんでる。また言われるぞー、今度は俺なのかって」
橋の向こうで、武藤くんと一緒にいた男の子たちがこっちを見てなにやら騒いでいる。