【完】武藤くんって甘くない
「きゃああっ、どうする?山田が来たよ!!」



「声大きいよ!?静かにして、あたし鍵開けてくるね」



山田くんを好きだと言った女の子が率先してドアを開けに行った。



もう、消灯時間を過ぎてるのに…何しに来たのかな。



部屋の中はシーンと静まり返っているけど、なにやらザワザワ人の声が聞こえ始める。



それも、ひとり…ふたり、さんにんっ!?



電気がついた後、部屋に現れたのは…。



「山田でーす」



「畑中でーす」



「佐竹でーす」



おおおっ…これは。



そういえば、このメンバーって同じ部屋だったかも。



「まだ寝ないだろ?遊ぼうぜー」



部屋の真ん中に座り、持ち込んだお菓子やゲームを広げ始めた。



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