すべては、
「ウソつき…」
でも、悔しいけど先輩の言ったことは正しかったと思う…
「痛いか?」
「痛いですけど、思ってたほどじゃないです。先輩にしてもらって良かったです。ありがとうございます。」
鏡には今先輩に付けてもらったばかりの小さいパールの付いたファーストピアスが映っている。
一度やってしまえば、次はそんなに怖くはない。
さっきみたいに私は止めることはせず、先輩が直ぐにもう片方の耳に取りかかろうとしているのを鏡越しに見ていると…
「朝からイヤらしいことしてる~」
声がした方を見れば、扉から半分顔を出した朝比奈さんがニヤニヤと笑って私達を見ていた。
「してねーよ!」
心外だとばかりに先輩が直ぐに否定する。
「え~だって、廊下に聞こえてたよ?
"無理矢理"とか~"初めて"とか~"入れる"とか~」
それがどうイヤらしいになるのか私にはピンとこなかったが、朝比奈さんは何か勘違いをしているようだ。
私と先輩がイヤらしい関係になるはずかない。
「先輩に穴開けてもらってただけですよ。」
「へえ~どこの穴を~?」
「左側ですけど?」
私はなんの気なしにそのまま答えたが、後ろでは先輩がニヤニヤと笑いを止めない朝比奈さんを鬼の形相で睨み、ふるふると体を震わせていた。
でも、悔しいけど先輩の言ったことは正しかったと思う…
「痛いか?」
「痛いですけど、思ってたほどじゃないです。先輩にしてもらって良かったです。ありがとうございます。」
鏡には今先輩に付けてもらったばかりの小さいパールの付いたファーストピアスが映っている。
一度やってしまえば、次はそんなに怖くはない。
さっきみたいに私は止めることはせず、先輩が直ぐにもう片方の耳に取りかかろうとしているのを鏡越しに見ていると…
「朝からイヤらしいことしてる~」
声がした方を見れば、扉から半分顔を出した朝比奈さんがニヤニヤと笑って私達を見ていた。
「してねーよ!」
心外だとばかりに先輩が直ぐに否定する。
「え~だって、廊下に聞こえてたよ?
"無理矢理"とか~"初めて"とか~"入れる"とか~」
それがどうイヤらしいになるのか私にはピンとこなかったが、朝比奈さんは何か勘違いをしているようだ。
私と先輩がイヤらしい関係になるはずかない。
「先輩に穴開けてもらってただけですよ。」
「へえ~どこの穴を~?」
「左側ですけど?」
私はなんの気なしにそのまま答えたが、後ろでは先輩がニヤニヤと笑いを止めない朝比奈さんを鬼の形相で睨み、ふるふると体を震わせていた。