夏の空が笑ってる。
「母さん、でかい声出しすぎ。めっちゃ聞こえてたから・・・」
「ごめんごめん。つい熱くなっちゃって」
帰り道、コンビニの駐車場に車を停め、アイスを食べた。
こんなに暑い日はあなたとの日々を思い出す。
「母さん、このあと墓参り行くだろ?」
「そうだね。お花買って行こうね。報告しなくちゃ。」
「おう。」
息子の晃輝はあなたに似ている。
頼り甲斐のある大きな背中、
太陽のように笑う姿、
嘘をつく時の癖も
全部あなたと同じ。
あなたは笑っていますか?
あの時のあなたのように。
私は大丈夫、あなたを時々思い出して、前を向いて生きていける。
時々、後ろを振り向きながら。
少しずつ・・・