◇虹色◇


数日が経った初めてのデートの日。

手をつないで歩いていたら、

きゅうに立ち止まって。

流羽がクビにかけていた

ネックレスをはずした。


『これ、俺が小さい頃
 ひいばぁちゃんにもらったお守り。
 俺の大切なものだから、
 梢にあげるよ。』

『ありがとう。』

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