◇虹色◇


『へぇ、何がおこるのか気になるけど。
 俺、梢に水晶あげた。』

それから俺たちは、

ひいおばぁちゃんの部屋に行った。

同じ家に住んでいるのに、

部屋に入ったのは久しぶりだ。

『ひいおばぁちゃん。
 水晶のこと教えて。
 ほら、おまもりだよ。
 っていってくれたやつ。』

ひいおばぁちゃんは、
驚いた顔をしていたけれど、
懐かしそうに水晶の話をしてくれた。

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