◇虹色◇
なんか、
すごいことになってるような気がする。
どうしたらいいの私は…。
『レオナはどっちと帰りたい?』
『私は…。』
『俺と帰るんだよなぁ?』
『…私は、李威と一緒に帰る。』
だって、李威は強いから。
私は、どうしても李威には勝てない。
敬南、ゴメンね。
やっぱり、私は李威が”好き”なんだ。
親にはきちんと分かってもらうまで、
説得する。
その前に、李威に告白しなきゃ。
それから、
李威と私は家までの道のりを
ゆっくり帰った。
学校の話なんかをして。