◇虹色◇


 次の日学校に登校した私は、

北原 メイ(きたはら めい)に

李威の話をした。

メイは少林寺拳法をしていて、

私と似ている立場にいる。

おじいちゃんは中国で修行してきたらしい。

武道をやっている共通点があったから、

入学してからメイとはすぐに仲良くなった。

『レオナを待ってたってことは、
 李威はレオナのこと好きなんだよね?』

『多分そうだとおもうけど。』

『じゃぁ、告白したら
 絶対OKしてくれるんじゃないの?』

『だよね?』

『さっそく、
 今日の放課後にでも告白すれば?』

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