◇虹色◇
『でも…。』
『でもじゃないの。』
とかいう流れで、
李威にメールを送ることに。
『今日の放課後。玄関で待ってます♪』
『了解。』
放課後になってしまった。
私は、玄関で李威が来るのを待っている。
『待たせた? ゴメンね。』
『待ってないよ。一緒に帰ろう!』
『いいよ。公園よってかない?』
『うん。』
『俺さぁ。
中学のとき、レオナに告白したじゃん。
やっぱり、レオナのこと忘れられなくて。
ずっと、気になってた。今でも、俺。
レオナが好き。これからもずっと。』
私が告白する前に全部言われてしまった。
私の返事はもちろん。
『私も…李威が好き。』
『ありがとう、レオナ。
俺と付き合ってくれる?』
『うん。』
その後、私たちはお店に行った。
李威が私にキーホルダーを買ってくれた。
ミドリ色をした、ハート型の水晶です。