◇虹色◇
『藍華!!』
声のしたほうを振り返ると来斗がいた。
『藍華?こいつ誰…?』
『私の…元彼…。』
『はぁ…?
お前、藍華に何の用だよ?』
『俺、もう一度。
藍華とやり直したくて。』
『そんな勝手なこといってんじゃねぇよ。』
『彼氏いるんなら、俺も手ださねぇよ。
でも、これだけ受け取ってほしい。』
『うん。』
来斗にもらった紫の水晶は
大切に机にしまっています。
これからも圭司と一緒にいたいから。
『藍華、はやくしないと授業遅れるよ?』
『わかってる。メイは先行ってて。
私圭司と行くから。』
『分かった!相変わらずラブラブだねぇ。
お二人さん♪』